どうも、あきらです。
前回は志望動機の作り方についてご紹介しました。
今回は一次試験を突破した後、二次試験以降に行われる様々な面接試験についてご紹介したいと思います!
この記事でわかること
- 面接試験の種類
- 各面接の対策(僕の経験から)
がわかります!
面接試験の種類
近年、筆記より面接に比重を置く「人物重視」の傾向が強くなってきました。
それにより、三次や四次試験まで面接を行う公共団体が増えてきています。
試験数が増えるということは、面接官はバリエーション豊富な面接で受験生の個性を見ることが可能です。
面接の種類を一つずつ見ていきましょう。
個別面接
受験者が一人、面接官がニ〜四人の形式です。
誰もがイメージしやすく、一度は受けたことのある面接形式では無いでしょうか?
傾向としては、その受ける公共団体の基本情報
- 人口
- 面積
- 市町村の花・木・鳥
- 主な産業
- 職員数
などが聞かれたり、個人的なこと
- 趣味
- 一番頑張ったこと
- 辛いときの乗り越え方
- 職歴ある方なら、転職を決意した経緯
- 学生なら、学生時代一番取り組んだこと
などが一般的です。
また、志望動機について聞かれたりします。
個別面接の対策
個別面接では面接官が複数人いても、質問が飛んでくるのは一人ずつです。
受け答えはそれほど難しくないです。
準備をするならば、想定している質問にエピソードを持たせる事です!
「なぜ、このように答えるのか、それはこんな出来事があったからです!」
というような具合で答えることで、人となりを伝えたり、その答えに信憑性を持たせることができます。
例えば、「あなたの人生にとって大切にしているのは何ですか?」という問いに対して、
「私が人生で大切にしているのは、継続することです。大学の部活動で、一年の頃は予選一回戦負けが続いていたのですが、諦めずに練習を続けていたことで、大学四年の時には本戦で二回戦へ進出できる位上達していました。
この経験から、諦めずに継続し続けることの大切さを学びました。これは現在の仕事にも生きていて、入社当時は営業で契約を取ることができなかったのですが、今では毎月ノルマをクリアできる程に成長しました。」
とエピソードを持たせるのです。サクッと書いたので、突っ込みどころが多いですが。。。
質問の答えに至るエピソードと、それが現在にどう生かされているか、この2点を盛り込むことでグッと答えの質が上がります。
集団面接
集団面接は受験者と試験官がそれぞれ数人ずつの形式の面接です。
聞かれる内容は個別面接とさほど変わりません。
ただ、答え方が個別面接と大きく変わります!
試験官がそれぞれ質問を投げかけて、それを試験官が指定した順(例えば「右から順に答えて下さい」などです)に答えるパターンとランダムに答える(例えば「思い付いた方から答えて下さい」などです)パターンがあります。
このタイプの面接の厄介な所は、目立てば良いのか、控えめな方が良いのか解らない所です。
目立ち過ぎても協調性がないと思われ、目立たなければ主張がないと思われてしまう。
「ランダムに答える場合では、2〜3番手で答えましょう!」
などとアドバイスを貰いましたが、周りを伺ってる間に最後になることもしばしば。
更に付け加えると、僕はこの集団面接だけ合格した事がありませんσ(^_^;)
なので、対策も無いです。
強いていうならば、あれこれ考えて目立たないならば、積極的に答える姿勢を見せた方が良い、と思います。
集団討論
この形式は、受験者5〜6人で「あるテーマ」について討論している所を、数名の試験官が観察する、という形式です。
流れとしては、
- グループに分けられる
- テーマの発表(複数テーマから選択する場合も!)
- 役割を決める(議長、書記、タイムキーパー、発表者など)
- テーマについての討論
- 討論内容の発表
上記のようになります!
この集団討論は、最終試験で行われるのではなく、二次試験など一次試験突破直後の試験でよく行われます(少なくとも僕が受けた中では)。
個人の適性を見るというよりは「集団の中でどのように立ち回る人間なのか」を見ている試験だと感じました。
集団討論の対策
集団討論の対策としては、
- 積極的な姿勢を見せる
- 周囲に合わせるのか、個性を主張するのか
この2点です。
積極的な姿勢を見せる
採用する側として、話し合いに参加せずただただ会議が終わるのを待つだけの人間が欲しいでしょうか?
答えは否!
皆で作り上げる場において積極的に参加する人が欲しいと考えるはずです。
集団討論では、討論を始める前に役割を決めることが多く、役割には、
- 議長
- 書記
- タイムキーパー
- 発表者
この四つがメジャーです。
必ず役割を得るようにしましょう!
「議長や発表者は目立つし恥ずかしい!」と思う人も多いと思います。
僕は役割決めの時、率先してタイムキーパーを取っていました。
時間を見るだけなので簡単です(笑)
集団討論を突破した現役公務員の知り合いには、
「書記がおススメ。議事録を真剣に書いている所が積極的に見えるから」
という意見もあり、決して目立つポジションが有利というわけではなさそうです。
周囲に合わせるのか、個性を主張するのか
次に考えるのは、「周囲に合わせるのか、個性を主張するのか」です。
これは、どちらでも良いと思います。
どちらを選んでも受かっている人を見たからです。
集団討論の肝は積極的に討論に参加している所を見せること。
ただ、自分の意見を言いたいがために場を乱すのはNGなだけで、後はどのようにしていても大丈夫!そんな印象でした。
自分の特性や主題を見て、「この分野のことなら結構話せるぞ」と感じたのなら、自分の主張を押し出す方向に。
「この分野は全く知らないな。」となれば、人の意見を聞き、それに同調する意見を言えばいい、といった感じです。
テーマに選ばれるのは、
- これからの自治体の運営について
- 英語教育は必要か否か
など、どこかで聞いたようなテーマがほとんどなので、ある程度は知識があると思います。
それをどの立場で討論するか、方針を決めましょう。
因みに、僕は6人の集団討論で1対5の構図になったのですが、受かりました!
「1対5は可哀想なので」
と僕に助け舟を出してくれた人がいたのですが、その人は落ちていました。
その人は優しかったのですが、立場を変えたことで意見を堂々と言えなくなってしまったからです。
集団討論では、
- 積極的に討論に参加する
- 自分がしっかりと意見できる立場を取る
この二点が非常に大事になってきます。
プレゼンテーション面接
この形式は、出題されたテーマについて自身の考えを披露します。
複数名の試験官が受験者のプレゼンテーションを聞き、プレゼンテーション後に試験官が質問をする、というのが一般的です。
このプレゼンテーション面接には、
- 事前にテーマを決められていて、用意する時間が与えられる
- 試験会場で初めてテーマを与えられる
という2パターンがあります。
事前にテーマを決められていて、用意する時間が与えられる
この形式では、しっかりと準備していることが大切です。
テーマは、
- 公務員の仕事内容について
- 志望先の自治体について
- 受験者本人について
の3パターンです。
1や2のテーマなら、しっかりと伝えたい内容とその実情がかみ合っているかを確認しながら内容を練り上げていきます。
3のテーマなら、自身の体験談でピックアップできる出来事を決め、それを深堀していく感じです。
このとき大事なのは、「志望動機と同じ内容を選ぶこと」!
僕は、元テニスコーチという経歴から、「スポーツで志望先の公共団体を活性化していきます」という志望動機を作成しました。
ですので、プレゼンテーションを行うときも「スポーツ」が軸です。
これは、面接試験全てで言えることなので、是非覚えておいてください。
準備の仕方は次のとおりです。
- プレゼン内容を決める
- 原稿を書く
- 親しい人の前で披露してアドバイスを貰う
- アドバイスを元に修正
- 親しい人の前で披露
人前で話すというのはかなり緊張します。
しかも就職活動での面接は人生を変えるので、緊張の度合いは倍増です。
なので、事前に人前で披露することをおススメします。
実際、人前で話すことで本番での緊張がかなりほぐれました。
また、自分で考えたことというのは、どんなに調べたとしても視野が狭くなりがちです。
自分以外の人にアドバイスを貰うと、違う視点から物事を見れることになるので、内容がより一層客観性を持ちます。
つまり信頼度が高まるのです。
実際、僕も面接前に人からアドバイスを貰うようになってから、公務員試験を突破できたので、是非やって見てください。
試験会場で初めてテーマを与えられる
試験会場でテーマを貰う場合は、事前に準備をすることができないので、原稿を用意したり人に聞いてもらうことができません。
しかし、出題されるテーマは先に述べたとおりです。
- 公務員の仕事内容について
- 志望先の自治体について
- 受験者本人について
試験当日までにしっかりと下調べをしていたら大丈夫でしょう。
自身の強みを見つける過程で、3のテーマについては大体答えられると思いますし、その強みを志望先の公共団体でどのように生かすかを考える過程で2のテーマについても大体答えられます。
また、公務員を志望する過程で公務員の仕事内容についても調べますので、そこまで焦らなくても大丈夫です。
話す内容が、テーマについて
- 結論
- なぜこのように考えたのか(思ったのか)
- その過程
- もう一度結論
という流れを作れていれば問題ないです。
まとめ
今回は、二次試験以降の内容を解説していきました。
様々な形式があるのですが、僕が考える一番大事な所は、
”志望動機を軸に答えること”
この一点につきると思います。
集団討論については少し異なるのですが、個人面接や集団面接、プレゼンテーション面接については、志望動機を軸に答えることで一貫性が高まり、印象に残りやすくなります。
逆に、
「私はAという強みがあり、○○市で福祉の分野でAを存分に発揮して、改善を図りたいと思っています」
と、エントリーシートに書いていたのに面接では、
「私にはBという特徴があり、それは○○市で文化面で活かせると思います」
という風に、様々な面をアピールしてしまうと、
「結局君は何ができる子なの?」
というふわっとしたイメージしか与えられず、落ちていく人が多いです。
僕自身、6年間公務員試験に受からなかった要因の一つにはこれがあると思います。
「テニスコーチをしていたのなら、勉強や文化方面への知識は無いだろう」
と思われたくないと、志望動機であえてスポーツのことを一切書かなかった時期がありました。
しかし、チームを作るという視点で考えれば、
”何か一つだけでも目を引く特徴がある人”
を仲間にしたいと思いませんか?
いかに熟練の面接官でも、たかが20分くらいの面談で人となりなど解りませんし、ましてや能力が高い低いなど見抜けるはずがありません。
それならば、
「この人はスポーツの人だ」
「この人はボランティアのことを熱心に語っていた人だ」
という印象を強く残してくれる人の方が魅力的に映りますよね?
ですから、何でもかんでもアピールするのではなく、自分の最大の強みをごり押ししていくことを考えて、軸にしてみて下さい。
きっと、今までより良い結果になるはずです(^^♪
それでは(@^^)/~~~
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