【後編】『僕は君たちに武器を配りたい』~その【武器とは?】~

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おススメ本

どうも、【勝ち方研究所】所長のあきらです!

前回、

「【勝つ】ための武器が欲しい!!」

ということで、瀧本哲史さんが書かれた『僕は君たちに武器を配りたい』(講談社)を研究しました!

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前編では、これからの時代、コモディティと化すと買い叩かれてしまい、思うような人生を生きていけない、という現代の資本主義の闇をご紹介しました!

しかしですよ!私が知りたいのはそんなことじゃない!!

勝つための武器とはなんぞや?

ということ!

今回は、その一点のみに絞ってお伝えしたいと思います!

まさか、あんなに長くなるとは思わなかった(;^_^A

それでは見ていきましょう!!

儲かる6種の”スペシャリティ”とその明暗

前回、”コモディティ”と化すと買い叩かれてしまい、儲からない!とご紹介しました!

では”コモディティ”とは逆の概念、”スペシャリティ”とはどの様な存在なのか?

本書で瀧本さんは儲かる漁師と儲からない漁師(コモディティ)として説明してくれています!

その『儲かる漁師』とは次の6種の存在!

  1. トレーダー(モノを移動することで利益を生む存在)
  2. エキスパート(専門知識と高いスキルを持って利益を生む存在)
  3. マーケター(商品に付加価値を加えて利益を生む存在)
  4. イノベーター(新しい仕組みを作って利益を生む存在)
  5. リーダー(集団を組織し、マネジメントを行い利益を生む存在)
  6. インベスター(投資家として市場に参入している存在)

以上の6つの存在が、資本主義の中で儲けることができる存在、”スペシャリティ”であると瀧本さんは教えてくれます!

この6種類の働き方、確かに実感として

「儲けていそうだな」

と感じますよね!

テレビとかで、「今、○○がアツい!!」みたいな特集の○○に入りそうな職業ばっかですし(笑)

しかし、この6種類の中にも資本主義の波に飲み込まれてしまうスペシャリティが存在します。。。

価値が消えていく2つの存在

それは、

  1. トレーダー
  2. エキスパート

の2種類です!

”エキスパート”については、前編でご紹介しまくったので割愛させてもらいます!

”トレーダー”がなぜ、価値を失っていくのか?

それは、【インターネット】の存在!

もともと”トレーダー”が売りにしていたのは【営業力】!

自社の商品を、それが必要な人たちに届けることで利益を得ていました!

本書で漁師の例でたとえられていたのですが、

自身で獲ってきた魚を、魚を得るのが難しい山奥の人たちに売りに行くことで、お金を得たり山のモノ(肉や野菜)を得たりすることで儲けを出している、と。

めちゃくちゃイメージできやすいですよね!山奥に住む人たちは、魚を取ることや魚が珍しいかどうかが解らない。だから、ある程度値段をコントロールすることができます!

しかし、インターネットが発達している今日において、そのような情報はすぐに手に入ります!何ならネットで最安値の所を探して注文して配達までしてくれる!

そんなシステムが出来上がった今日において”トレーダー”は価値を失っていくのです。。。

他の4つの”スペシャリティ”

では、残りの4つのスペシャリティはどうして生き残れるのか?

それは、『自分自身で価値を生み出すことができる』から、だと読んでいて感じました!

まず、”マーケター”!

”マーケター”と言えば、【盛岡毅】さんが有名です!

あの、USJの売上をV字回復させたことで脚光を浴び、様々な企業や施設を生き返らせてきた方です!

僕は以前から知っていたのですが、TBSの番組『日曜日の初耳学』で特集されているのを見て、一気に心酔!その日の内に森岡さんの著書を購入してしまいました(笑)

脱線してしまいましたが森岡さん(マーケター)が、USJを含む様々な企業の再建を行ってきた、ということは、それまで数々の企業は世間で【価値無し】とされていたため、業績が落ち込み再建が必要になったということ!

その【価値無し】の状態から、皆が行きたくなる・欲しくなる企業に、すなわち【価値がある】企業に生まれ変わらせる事のできる”マーケター”は生き残る”スペシャリティ”だと言えます!

同様に”イノベーター”も価値を生むことができる存在!

”イノベーター”は『これまでになかった価値を提供する』ことで利益を生みます!

広く知られている”イノベーター”に、アップル社のジョブズとウォズニアックがいます!

彼らは、それまで

「個人がコンピューターを持つなんて考えられない」

時代に、”個人がコンピューターを持つ”時代が来ると先を読んでアップル社を作り、見事にその成果を上げています!

また、今までの携帯電話と一線を画すiPhoneを世に送り出して、人々にインパクトを与えました!

これらの【価値】を生み出したことで、世界をリードする【GAFA】の一角としてアップル社は名を連ねています!

このように、自身で【価値】を生み出せることが資本主義の荒波を乗り越える武器となる、と本書を読んでいて感じました!

因みに”リーダー”については、【価値】を生む、というよりかは、”リーダー”という存在に【価値】があるやん、と思ったので割愛していす(;^_^A

決して、読み解けなかったわけではないのですよ、決して(;^_^A

ただ、最後の”スペシャリティ”である”投資家”について!

この存在は【価値を生む】ことが武器ではなくて、【考え方】が武器になるのだと感じましたので、次の見出しで見ていきましょう!

”投資家”的な考え方とは

本書の序盤の序盤に瀧本さんは、

「投資家的に考えることが大切」

と教えてくれています!

それに、本書では各スペシャリティについて、一章ずつ解説してくれているのですが、

”投資家”の章が一番長い!!(笑)

伝えたい所・重要な所のボリュームが一番多くなると考えると、

「”投資家”について」

が、この本の肝だと言えます!

つまり、本書に書かれている武器とは

【投資家的な考え方】

だと言うことです!

では、【投資家的な考え方】とは一体どんなものでしょうか?

それは、

  1. リスクがとれる範囲のハイリスク・ハイリターンの選択肢を選ぶ
  2. 長期的な視点で投資をする
  3. 調べる一手間を惜しまない
  4. リベラルアーツを学ぶ

の4点です!

リスクがとれる範囲のハイリスク・ハイリターンの選択肢を選ぶ

日本人はとにかくリスクを嫌う傾向にあります!

投資よりも貯金が好きな国民性もそんな背景からあるのではないでしょうか?

しかし、ローリスクで得られるものは大したものではありません。

もしかしたら、リスクを取らないことが最大のリスクにもなり得ます!!

会社員などの雇われるリスクについて考えたことはありませんか?

会社員になると、毎月安定して給料をもらうことができます。さらに会社員には様々な補償もあり、高校や大学でもいい会社に入ることを一つのゴールにしている風潮があります!

しかし、リストラされたり会社が倒産し、給料をもらえなくなった時を想定している人は少ないです。

一つの会社に人生を賭けることは本当にローリスクでしょうか?

瀧本さんは、

「自身が背負える範囲でハイリスク・ハイリターンの選択肢を選ぶ」

ことを勧めています!

周りの人に流されず、自身が良いと思うことに賭ける!

しかし、そのリスクは自分でカバーできる範囲で行うこと!

そうしていくことで、たとえ失敗しても学びが得られますし、成功したときには大きな果実を得ることができます!

長期的な視点で投資をする

テレビやネットで話題に上がる成功した投資家のイメージとは、

【短期間で○億円稼いだ】

のように、とかく短期間で成果を出しているイメージがあります!

しかし、投資の基本は『長期的な視点を持つこと』!

投資の神様と呼ばれる『ウォーレン・バフェット』というアメリカの投資家・経営者の人は、一貫して『30年後も変わらず利益を上げられる会社に大きく投資をする』というスタンスを貫いていると言います。

投資家の多くは目先の損得よりも将来的に見て意味のある事に投資するのだそうです。

これから自身が行うことに対して、長期的な視点を持って取り組むのが良いのだと学べます!

しかし、

「長期的に見てリターンを得られるかどうか、解れば苦労せーへんわい!!」

と思った僕を含めた皆さん!

それを見極めるためのコツが、次から紹介されていきます!

調べる一手間を惜しまない

まず一つ目は

調べる一手間を惜しまない

こと!

とにかく人は手間を嫌います!

僕もそうです!なるべく単純にして簡単に大きな成果を得たい(笑)

しかし、投資家の人たちは”調べる”ということに対して手間を惜しみません!

本当に有益な情報は、GoogleやYahoo!の検索や新聞などに載っているわけではないことを知っているからです!

本当に有益な情報は、自らの足で稼ぐことでしか手に入らないことを知っているのです!

著者の瀧本さんは、本書で自身が投資する時の例を出して説明してくれています!

世間の噂が本当なのか調べるために、電話で問い合わせたり、現地へ確かめに行ったり。

この一手間をかけたお陰で利益を得ることができるのだと!

リベラルアーツを学ぶ

最後は、

リベラルアーツを学ぶ

です!

リベラルアーツとは『教養』のこと!

大学では、専門課程に入る前に習う一般教養のことを指します!

著者の瀧本さんは

リベラル・アーツで学ぶ基礎的な素養が、投資家として生きていくうえでも、資本主義の仕組みを理解して物事を判断していくうえでも、非常に重要となる。

『僕は君たちに武器を配りたい』(講談社)瀧本哲史さん著

と言っています。

そして、大学で学ぶ本物の教養には深い意義がある、という価値観は世界で共通しているとも!

本書で、『英語・IT・会計知識』は”人に使われるための学問”として【奴隷の勉強】と揶揄されています!

反対に『リベラルアーツ』は”自由を得るための学問”として【自由人の勉強】と比喩されています!

この響きだけでも、どちらを学び、どのようになりたいかは明白ですね!

この本で得られた【武器】とは?

【勝つ】ための【武器】を探してたどり着いた一冊、瀧本哲史さんが書かれた

『僕は君たちに武器を配りたい』(講談社)

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2011年に書かれたものではあるので、内容として古く感じる人もいるかもしれませんが、私としてはとても興味深くガンガン読み進めることができた一冊でした!

この本で書かれていたこと、凄く参考になったのですが、いきなり全部取り込めるはずもなく。。。

まずは一つ、

調べる一手間を惜しまない

事を習慣化していきたいと思います!

何を隠そう、私の自分で思う一番の特徴が

行動すること

なんです!

だから、思いったったら即行動に移してしまう!

それで自分の人生を何度もいい方向に変えていくことができたのですが、いかんせん。。。

それと同じか、それ以上に失敗ややらかした経験があるんです。。。

自分で背負えるならまだしも、人様に迷惑かけることもしばしば(;^_^A

だから、行動に移す前に

一手間かけて調べる

を行うようにする!!

そして、自分が欲する【勝利】を手にしたいと思います!

さて、次は何を研究しようか?

それでは(@^^)/~~~

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