どうも、【勝ち方研究所】所長のあきらです!
私の
「勝ちたい!」
という願望で始まった【勝ち方研究所】!
前々回で【勝ち】の定義付けを!
前回は私の今現在までの研究結果報告を(笑)
ご紹介してきました!かなり長い前置きがやっと終わりました(笑)
今回からはこの研究所の目的である【勝ち】を目指すべく、テーマを決めて考えていこうと思います!
今回のテーマは【勝つための武器】について!
戦いに勝つためには【武器】が必要!自身が頼れる【武器】があれば、それをとっかかりに戦いを有利に進めれたり、【勝ち】を手繰り寄せることが可能になるハズ!!
というわけで、【武器】を見つけるのに丁度いい本を見つけました!
それは、2011年に瀧本哲史さんが書かれた『僕は君たちに武器を配りたい』(講談社)です!
もう10年以上も前の本ですが、これは今回のテーマにピッタリじゃないでしょうか?
【武器】が欲しいと言っている私に【武器】を配ってくれるという!この本しかない!!
そういう訳で、さっそく中身を見ていきましょう!!
てか、あまりにも安直すぎる(笑)単純すぎるから勝てないのかも。。。
著者の瀧本哲史さんについて
瀧本哲史さんは、日本のエンジェル投資家です!
エンジェル投資家とは、本書の中で瀧本さんは
国内外の有望な企業に個人の資産を投資し、時にはその経営にもアドバイスしたり、私の持つネットワークを紹介するなどしている。
と仕事内容を教えてくれています。
要するに、自分が
「良いな」
と思った企業に自分の資産を投資し、その経営が上手くいくようにあの手この手を使って成功させ、リターンを得る、という職業ですね!
私の目指している【勝ち】の一つに、
『投資などで資産6000万貯めてサイドFIRE』
というものがあり、身近に投資家している仲間もいるので、凄く憧れる職業です!!
しかし、投資家の世間的なイメージとして、
- 悪いことしてお金儲けをしてそう
- 最終的に捕まるんじゃないの?
などなど、悪いイメージが多くあると思います!
「そんな人が書いた本なんて信用できるの?」
と思った方、
『侮らないでね!!』(オリラジあっちゃんが好きすぎる(笑))
瀧本さん、日本の文系大学最高位の東京大学法学部卒!そして、東京大学大学院法学政治学研究助手を経て、マッキンゼー&カンパニーへ!!
エンジェル投資家には、その輝かしい経歴の後に独立してなられています!
ここまでで、十二分すぎるほどの経歴をお持ちです!
輝かしすぎて、私はめまいを起こしました(;^_^A
しかし、それだけではありません!
なんと、エンジェル投資家をしながら、京都大学にて客員教授として『起業論』を教えていたんです!
東大出てからの京大て!
日本の2トップ大学にて活躍された方のお話、興味がないわけありません!
瀧本さんが本書を書かれるきっかけになったのは、まさに京大で『起業論』を教えていた時のこと!
起業とは、
「新しく事業を起こすこと」
つまり、自分の力で仕事を作り、お金を稼いでいくこと!
その授業を受講する生徒の中に医学部生がいたことがきっかけでした。
京大医学部と言えば、東大医学部と並び称される医学部の最高峰!
そして世間のイメージで言えば、医者になったら
- 高給
- 高い地位
- 将来安定
などなど、投資家と違い良いイメージしかない(笑)
それなのに、リスクがある『起業』を学びに来るなんて!
そんな思いから医学部生にヒアリングしたことが起点になっています!
一体、京大医学部生が抱える不安とは?
そして、その不安に瀧本さんが出す答えとは?
じっくりと見ていきましょう!!
コモディティとスペシャリティ
京大医学部生たちの不安はこんなものでした。
- 現在の日本では医者が余っている状態である
- 労働環境が厳しい
- 医療訴訟が頻発
- その割に合わない給料
いや~普通にサラリーマンをしている人からしたら
「何、贅沢言ってんねん!」
てな悩みにも取れそうですが(;^_^A
医者になるために毎日遊ぶのも我慢して勉強を続けてきて、いざ医者になってみたらこの環境。。。
てのがあるのではないでしょうか?
実際、仕事の現状やキツさってのはなってみないと解らないものですしね!
そこで京大医学部生たちは考えます。
「今までやってきた勉強だけじゃ駄目だ。医者は買い叩かれる存在になっていく。医療の勉強をキャリアに活かす別の道は無いものか?」
そこで出会ったのが、『起業論』だったということですね!
『起業論』では
”大学卒業後、どうやって自分の価値を資本主義の中で高めていくか”
をテーマにしていたので、彼らの不安にジャストフィットしたのです!
京大医学部卒の医者ですら、買い叩かれる不安がある。。。
「であれば、その他の職業はもっと悲惨なのでは?」
と思った方もいるでしょう!
この本の中には、買い叩かれる存在の例として、
- 弁護士
- 新卒の大学生
が挙げられていました。
医者と双璧をなす文系最強の資格職、弁護士!
弁護士になれば、先に上げた医者のように
「高い給料に高い地位、将来安定だ!」
と考える人もいると思いますし、実際そうだった。
しかし、現状は弁護士が余っている。
弁護士業界では【ノキ弁】や【野良弁】という言葉があり、
【ノキ弁】とは、
「給料ゼロで事務所の軒先だけを貸してもらう弁護士」のこと。
【野良弁】とは、
「事務所にすら入れてもらえず、必要な時に呼び出される弁護士」のことだそう。
どちらも悲惨な待遇だけは想像に難くないですね。。。
そして、新卒の社員。
これは言うまでもなく、【ブラック企業】が代表とするように、労働力を得るために人を駒として扱うことが原因となります。
安ければ安いほど企業にとっては利益が出るので、待遇なんてよくなりません。
これを裏付けるデータとして、国税庁の「民間給与実態統計調査」で、各年の平均給与所得(年収)が公表されてるのですが、
- 平成9年~平成18年の10年間の平均給与:約451万円
- 平成22年~令和2年の10年間の平均給与:約423万円
と、28万円もの大差があるのです!!月2万円以上の差ですよ!ちなみに、私の電卓勘定が間違ってたらごめんなさい(;^_^A
日本経済、どないなってんねん。。。と嘆きたくなります。
てか、私の年収、平均年収に追いついたことが一度もないねんけど。。。
これはさておき(;^_^A
日本では様々なものが買い叩かれるようになっています。
その背景には、【資本主義】の恐ろしさがあるのでした。。。
本物の資本主義とは
資本主義とは皆さん、歴史の教科書とかで習ったことがあるおなじみの制度ですね!
資本家と呼ばれる人たちが、資本(お金や土地など)を使って工場などを建てて、労働者を雇い富を蓄えていくシステムです!
現在では一部の国を除き、ほとんどの国で資本主義が採用されています!
資本主義は、市場の合理化で成り立っていて、
「より良いモノをより安く提供する」
ことが大事になってきます!
同じものを同じ品質で提供できるならば、価格が安いモノを選びますよね?
そこで、世の中の企業は努力をして、生産コストを下げ、より良いモノを世の中に提供してくれます!
「良いモノをより安く手にできるなんて最高じゃん」
と思いますよね?しかし、世の中そう上手くはいきません!
モノを安くするために、生産技術を向上していけば、ある所で限界が来ます!
そして、それでも安くするためには固定費を削らなければならなくなります。
一番最初に削られるのが人件費です。
これが資本主義の闇みたいなところで、どんなものも安くなっていってしまうんです。
そして、それが人にまで及ぶと給料が上がらないなどの困った問題に直面してしまうのです!
これが、京大医学部生が不安に感じていた買い叩かれる問題につながっていくのです。
コモディティがあふれる社会
ここで、大見出しのタイトル回収入ります。長かった(笑)
コモディティとは、英語で
「石鹸や歯ブラシなどの日常品」
を指す言葉です。
しかし、経済学的には意味が少し違ってきており、
「スペックが明確に定義できるもの」
となります。
つまり、”個性のないものは全てコモディティ”であると言えます。
先ほど、”資本主義ではどんなものも安く買い叩かれる”と書きましたが、その原因はコモディティ化にあります。
同じような商品であるならば、安いモノの方が良い。つまり、特筆すべき個性が無ければ買い叩かれる運命にあります!
そこで、資本主義で生き残るためには【特筆すべき個性】が必要となります!
さて、この【特筆すべき個性】を得るためにどんな努力をすれば良いでしょうか?
ほとんどの人が思いつく方法、それは
【勉強すること】!
たくさん勉強して、いい資格を取ったり、いい大学に入って、社会を渡り歩く!
というのが、大半の人が幼少の頃から親や教師に教えられた【勝ち】パターンではないでしょうか?
しかし、先ほどの京大医学部生の不安を思い出してください!
京大という日本で2トップに入るいい大学で、医師免許という日本でもトップクラスに稼げるという資格を手にできる位置にいる京大医学部生が不安になっているんです!
学歴や優秀な資格を持たない我々が勉強したところで、何になるのか??
というのは言い過ぎだとしても(;^_^A
中々、勉強のみで個性を勝ち取るというのは難しいものだと思います。
学歴や資格で違いを出すことの難しさ
先ほど例として出した学歴や資格で違いを出す事の難しさとして、毎年一定数その資格持ちや学歴持ちが生まれるところにあります。
弁護士が余っている、と紹介したように、世間が求める弁護士の数(需要)を供給側が超えてしまった、と言う事です!
司法試験の合格者数は毎年約1,500人、多い時で2,000人を超えます!
弁護士という職業が希少だった頃は価値もあり、花形の職業だったかも知れません。
しかし時代は変わり、その絶対数が増えてきた今、コモディティとして扱われる、つまり買い叩かれる様になってきた、というわけです!
これは、どんな資格や学歴にも同じ事が言えます!
学問の勉強のみで個性を出すのがかなり困難な時代になってきた、という訳です。。。
あ、ヤバい(^◇^;)
何か夢中で書いてたら、想定した文字数を軽く超えてしまいました(笑)
長々とすいませんm(_ _)m
という訳で、2部に分けたいと思います!
後編は、”コモディティ”ではなく、”スペシャリティ”を目指す!
をテーマにお伝えします!
瀧本さんが教えてくれる”スペシャリティ”とは?
乞うご期待!!
では、また(^^)/~~~
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