皆さん、熊野古道はご存じですか?ざっくり説明すると熊野三山(本宮・新宮・那智)へ向かう道のことです。和歌山では、田辺から山中を通り向かう中辺路(なかへち)、田辺から海岸線沿いに向かう大辺路(おおへち)、高野山から向かう小辺路(こへち)が、「熊野参詣道」として世界遺産に登録されています。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」についてはこちらから↓↓
その中でも、古くから最も参拝者が歩いたとされる中辺路、その入り口にあたる滝尻王子を紹介したいと思います。
滝尻王子とは、和歌山県田辺市にある神社のことです。熊野九十九王子の一つで、その中でも格式の高い「五体王子」の一つです。熊野九十九王子とは、熊野権現(熊野の神々)の御子神とされています。ちなみに九十九王子とは、実際の数ではなく「数が多いよ」という意味だそうです(;^_^A
御子神というのは、神社における親子関係を表すようなもので、子の方を御子神と言います。
つまり、熊野権現様は子だくさんだったようですね!
中辺路は、その大部分が険しい山道で、滝尻王子も深い山間にあります。周囲の景色がこちらです↓↓
神社の社そのものは、こじんまりとしています。
ここから、険しい中辺路の登山道がスタートします。ちなみに、この滝尻王子から中辺路を制覇しようとすると、しっかりとした登山装備をして最低5日くらいかかると教えてもらいました。軽い気持ちで、中辺路のスタンプラリーを行おうとしてた私は危ないところでした。
この滝尻王子には、滝尻茶屋という飲食屋があります。
中では、ベジタリアンやヴィーガンの方でも食べられるバーガーを頂けます!私も食べたのですが、とても美味しかったです(^^♪ただ、写真を撮り忘れたのがつらい。。。(-“”-)
ここの店主、関東出身なのです。登山が趣味で、ニュージーランドの山を制覇するために、修行がてら中辺路を攻略したそうです。その時に、この地を好きになり移住。店を構えるようになったという経緯。パワフルすぎる(;^_^A
すごく親切な方で、甘く見ていた中辺路のことや、中辺路スタンプラリーを断念した私に代わりの良い神社の情報をくれたりしました。旅の中でこういう素敵な出会いがあると癒されます。
中辺路は自然が豊かで、景色がとてもきれいです。
このような景色に頻繁に遭遇します!都会の喧騒を離れ、たまには大自然の中リフレッシュしてみてはいかがでしょうか?滝尻王子、滝尻茶屋、中辺路おススメです!
それでは~(@^^)/~~~
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