どうも、あきらです。
皆さん、高野山はご存じですか?社会や歴史の授業で一度は聞いたことのある僧侶・空海さんが開いた真言密教。その総本山があるのが和歌山県は高野町にある高野山です。
今も観光に訪れる人が多いですが、昔は信仰心から数多くの人が高野山を目指してやってきました。
そんな高野山、このようなスタンプラリーをやっております↓↓
今日は、そのスタンプラリーの中で面白いエピソードの場所があったので、そこをご紹介します!
この記事でわかること
- 女人道について
- 大滝口女人堂跡について
以上2点が解ります!それでは早速いってみましょう!!
女人道とは
タイトルにも書きましたが昔の高野山は女人禁制、つまり女性お断りでした。
理由は諸説あるらしいのですが、仏教由来の理由や当時の治安などの理由から女性の入山を禁止していたようです。
高野山への入山ルートは東西南北様々な方向から伸びており、それぞれ
- 町石道
- 京大坂道
- 黒河道
- 大峰道
- 有田・龍神道
- 相ノ浦道
- 小辺路
となっており、高野七口と称されています。
そして、この七つの入り口には女性のための参篭所「女人堂」が設置され、参拝にきた女性はここで寝泊まりをしたり、休憩しました。
この「女人堂」七つ全てを繋ぐ道が「女人道」であり、「世界遺産・紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録されています。
「世界遺産・紀伊山地の霊場と参詣道」についてはこちらから↓↓
この「女人道」、かなり厳しいらしいのですが女性の参拝客は多かったと言います。
当時の人々の高野山への信仰の深さが伺えます!!
この女人禁制、1872(明治5)年に明治政府が解くまで続きました。
現代に生まれて良かった、男だけど(;^_^A
因みに現存する「女人堂」は、京大坂道の不動坂口にある女人堂ただ一つです。
高野山の駐車場から結構な距離は歩きますが、現存する唯一の女人堂です。是非、足をのばしてみてください(^^)
大滝口女人堂跡
今回のテーマである「大滝口女人堂跡」、こちらは高野七口の一つ「小辺路」の入り口にある女人堂となります。
「小辺路」は高野山と熊野三山を結ぶ「熊野参詣道」でもあり、「大滝口女人堂」の建っている峠を「轆轤(ろくろ)峠」と言います。
熊野本宮大社から小辺路を経てきた参拝者が、初めて高野山の堂塔伽藍を目にすることができたのが、「轆轤峠」なんです!
ところで皆さん、「ろくろ峠」の由来って知っていますか?この由来が面白かったので記事にしたのですが、、、
「ろくろ」と聞いて、何か思い浮かべるものありませんか?
陶芸で使うやつ?
確かにこれも「ろくろ」ですが、今回は違います。
子供の頃に一度は聞いたことないでしょうか?妖怪「ろくろ首」の名を!
そうなんです、「ろくろ峠」の由来は「ろくろ首」から来ているのです!
理由は簡単で、
「この峠から高野山の堂塔伽藍を眺めるために首をろくろ首のように伸ばした」
ことが由来だそうです!高野山への思いが伝わる面白いエピソードですが、妖怪の名前が由来になっているというのが凄いですよね。当時、妖怪の存在が身近だったことが伺えます(^^)
ちなみに、この大滝口女人堂のスタンプは↓↓
このように、「首を長く伸ばした女性」がモチーフになっています!
大滝口女人堂跡への行き方
大滝口女人堂跡へは、徒歩になります!
高野山の駐車場に車を停めて、まずは「金剛三昧院」を目指します。
その「金剛三昧院」の手前を右に入ると、小辺路に入ります。
このような道をひたすらに登っていくと開けた所にでて、立て札が見えてきます。
この立て札の近くに押印所も一緒にあります。
僕は一人で行ったのですが、道が合っているのか解らず、正直ビビり倒していました(笑)
ですので、行かれる際は友達と一緒に行ってみてください(笑)
因みに、ここから高野山の堂塔伽藍を見ることができるらしいのですが、時間が無くその場所を探すことができませんでした(;^_^A
まとめ
高野山の参詣道の一つ「女人道」と「大滝口女人堂跡」についてご紹介しました。
はじめはスタンプラリーのスタンプを集めるのが目的だったのですが、周る時にその場所にまつわる話に触れるのも楽しみとなってきました。
是非、ご自身の足で行ってみて楽しんでください!
それでは(@^^)/~~~
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