どうも、あきらです。
本日、ご紹介する和歌山の観光地は、「徐福公園」です!!
和歌山最南端の市、新宮市にある徐福公園。徐福にまつわる公園なのですが、
「徐福って何なの?」
と思う方も多いと思います。でも、この記事を見れば大丈夫です。
きっと徐福公園に足を運んでみたくなります♪
この記事でわかること
- 徐福について
- 徐福公園について(写真付き)
以上の2点です!それでは行ってみましょう!!
徐福とは
徐福とは、中国は秦の時代の方です。
そうです、あの大人気漫画『キングダム(原泰久作、集英社)』の時代の人です!
徐福は当時の有名な方士で、方士とは「神仙の術を行う人」、今風に言えばスピリチュアルな職業をしていました。
幼少の頃から学問に努め、誠実な人柄で人望が厚かったと言われています。そして、自身の村の人を助けたりなども!
昔話によく出てきそうな感じの人ですよね!
丁度この頃、中国を統一した秦の始皇帝は、中央集権を強めるために様々なことに着手します。
- 万里の長城を築いたり、
- 通貨や単位を統一したり、
- 思想や言論を統制したり、
- 全国を回り、有望な人物を集めたり。。。
この全国を回っている時に徐福に出会い、徐福は秦の始皇帝に仕えたとされています。
始皇帝、国の制度を整える以外にも熱心になっていたことがあるそうで。。。
それは、
「不老不死の仙薬を探し出すこと」
でした。いかに権力を握ろうとも”老い”と”死”は怖いもの。国作りをしながらも仙薬探しに躍起になっていたといわれています。
徐福は、始皇帝に
「東方の三神山に不老不死の霊薬がある」
と進言し、大きな船で沢山のお供とともに不老不死の霊薬を求め航海に出ます。
嵐など大変な目にあいながらも、徐福一行は「平原広沢」、広い平野と湿地にたどり着き、そこで永住しました。
中国から見て東方に当たるのが日本であることから、徐福は日本にたどり着いたとされているのが、「徐福伝説」です。
この徐福伝説、日本各地にありまして、北は東北・南は九州と幅広く伝えられています。
和歌山県新宮市もその一つです。
実は始皇帝から逃げ出した?
ここで一つ疑問が浮かびます。始皇帝に不老不死の霊薬を見つけると進言し航海に出たのに、出た先で永住するってどういうこと??
当時の航海技術では帰るのが難しかったからかもしれません。
中世ヨーロッパで起きた大航海時代(15世紀半ばから17世紀半ば)に世界一周を達成したマゼランは、出航当時270人いた乗員が、帰港したときには18人になっていたとか。ましてや秦の時代は紀元前。大航海時代より難易度が高かったと考えられます。
でも、それなら最初から出て行かないのでは?とも思います。何故、危険を冒してまで帰れないかもしれない旅に出たのか?
その答えが徐福公園にあるボードに書かれていました。
この左端の部分、もう少し拡大してみましょう。
ここには、
「秦の王様が乱暴で人々を苦しめ、それは鳥や虫も逃げるくらいの勢い。徐福はそこから逃げて(船出して)熊野にたどり着く。熊野は幻の蓬莱山のように良い所だった。」
みたいなことが書かれています。何と、始皇帝のために不老不死の霊薬を取りに行くというのは大嘘で、その実は始皇帝から逃げたかっただけだと!!
なかなか、ずる賢いっすね(;^_^A
先ほども書きましたが、始皇帝は中国統一後に万里の長城の建設とか通貨や単位の統一とか物凄い改革をしています。それを成し遂げようとすれば、下に付く者たちの苦労は想像つきますよね(;^_^A
僕も、意識高いできるリーダーの下で働いたら精神的にやられそうですし(;^ω^)
また、様々な改革に伴い費用がいるので、民の税負担が重かったともされています。誠実な人柄の徐福はそれに心を苦しめたのかもしれません。
そんなこんなで、
「もう始皇帝の下で働けやんわ!どっか逃げたろ!」
と思ったとしても、「リスクが大きすぎるやろ!?行動力お化けやん」て思いますよね(;^_^A
因みに徐福伝説では、秦の先進的な技術をたどり着いた土地で人々に広め、人々に重宝され幸せに暮らしたとされています。
良かったね、徐福(´;ω;`)
一体どちらが本当なのか解りませんが、たどり着いた土地で功績を上げ、今も慕われているからこそ徐福公園が建てられているのでしょうね(^^)
徐福公園について
それでは徐福公園を案内していきたいと思います!
中国出身の徐福なので、凄く異国風の正面玄関です!これだけでも、ちょっとワクワクしました♪
因みにこの門、夜にライトアップもあるみたいです。
中には徐福さんの像も立っています!
凛々しいお顔立ちをしております。
園内には、徐福さんの墓をはじめ、様々な見どころがあります。
徐福さんのお墓(左)と七塚の碑(右)。七塚の碑は、徐福さんの重臣である7人を祀っている碑です。
こちらは徐福さんをたたえる顕彰碑です。
徐福さんについて書かれた板(?)もあります。
徐福さんは不老不死の霊薬を求めていたということもあり、こんなものもあります。
不老池です。こちらに鯉がいるのですが、徐福さんの重臣7人にちなんで7匹いるとのこと(ちゃんと数えておけばよかった)。池の中に立っている石柱は重臣7名が持ち合わせていた徳にちなんでつけられているとのこと。めちゃくちゃ立派な重臣たちですね!
この池の後ろにあるのが『天台烏薬』という木なのですが、これが徐福さんが見つけた不老不死の霊薬。この木の根元から生命の水が流れているのだとか。この天台鳥薬、新宮市の木にもなっています。
この池、園内で一番人気なのか人が多くて、しっかりとした写真を取ることができませんでした。加工で変になってしまってすいませんm(__)m
まとめ
中国は秦の時代の賢人、徐福にまつわる公園「徐福公園」の紹介、いかがだったでしょうか?
ちなみに新宮市にはもう一つ、徐福さんにまつわる場所があります↓↓
この徐福、有名な漫画にも出てきたりするので知名度は高いみたいです。徐福が好きな方は日本全国にある徐福伝説を回ってみるのも面白いかもしれません♪各地で愛されている徐福さんにであえるかもです。
それでは(@^^)/~~~
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