女流棋界の2TOP・西山朋佳女流三冠【推し棋士紹介】

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将棋

2025年1月22日(水)、西山朋佳女流三冠の棋士編入試験が終わりました。

結果は2勝3敗で不合格…

福間香奈女流五冠に続き不合格、女流棋士から棋士への道がいかに険しいかを思い知らされました!

二人ともめっちゃ強く、女流棋界では間違いなく2TOP!

絶対的エースが連続して不合格とか悲しすぎる(´;ω;`)

女性棋士が誕生するかも!ということで、かなり注目を集めた今回の棋士編入試験!

その主役ともいえる西山朋佳女流三冠についてまとめてみました!

「女流棋士」の西山朋佳・女流三冠、初の女性「棋士」目指し10日から五番勝負 : 読売新聞

※棋士編入試験についてはコチラで詳しくまとめています(^^♪

西山朋佳女流三冠について

西山朋佳女流三冠の簡単なプロフィールは次のとおりです。

  • 出身地…大阪府狭山市
  • 誕生日…1995年6月27日生(29歳)※2025年2月3日現在
  • 師匠…伊藤博文七段

西山朋佳女流三冠が将棋を始めたのは父と姉のがきっかけで、5歳の頃から将棋教室に通っています!

ちなみに西山朋佳女流三冠のお姉さんは囲碁のプロで西山静香二段です!

姉妹揃って、頭が良いの羨ましい(;^ω^)

西山朋佳女流三冠が将棋で目立った活躍をしたのが2009年のこと!

小全国中学生選抜将棋選手権大会・女子の部で優勝

これをきっかけに棋士人生に進みます!

  • 2009年、関西研修会に入会(B1クラス)
  • 2010年、中学2年で関西奨励会に入会(6級)

奨励会では、女性としての最年少記録を初段・二段・三段の昇段で果たしています!

奨励会での出会い

奨励会時代には、現在の棋界を代表する方々と接点がありました!

2011年に里見(現 福間)香奈女流三冠(当時)の奨励会1級編入試験の対局相手になったり、西山女流三冠が三段リーグに上がった時の同期が藤井聡太名人・竜王で、藤井聡太名人・竜王がプロ入りを決める最後の相手が西山女流三冠だったりと!

濃いな~(笑)

西山女流三冠は奨励会を2021年4月1日付で退会されたのですが、それまでの間に数々の功績を挙げます!

  • 2014年、女流王座五番戦に出場(タイトル奪取ならず)
  • 2018年、加藤桃子女流に勝ち「女王」のタイトル奪取(奨励会員の女流タイトル保持は2人目)
  • 2019年度には奨励会員が挑戦できる女流タイトル全てを保持する快挙を達成!

ただ、一番惜しいのがこの年度の三段リーグで14勝4敗と好成績を残すも同率が他に2人おり、同率になった場合の規定で、前年の成績を参考にされることに!

結果、西山女流三冠は次点となり女性初の棋士を逃します!

めっちゃ惜しい!!

女性で次点まで残ったのは西山女流三冠だけなので、棋士になるのがどれほど難しいかが伺えます!

2020年度は棋戦でも破竹の勢いを見せます!

  • 竜王戦、女性で初めて6組ランキング戦ベスト4入り
  • 棋聖戦の1次予選決勝に勝利し、棋戦で女性初の1次予選突破
  • ヒューリック杯棋聖戦に女流棋士枠で参加、棋士以外および女性初の一次予選突破!二次予選では決勝進出を果たす

棋士として十分すぎへん?この成績!

「もうプロ棋士でえーやん!」

と思ってしまう僕は甘ちゃんなのか?(;^ω^)

女流棋士としての実績

2021年4月1日付で奨励会を退会した後、女流棋士として歩み始めます!

女流棋士へ転向した時の段位は三段!

これは規定で奨励会の段位がそのまま適用されるみたいですね!

まあ、女流タイトルを3つ持っていたので肩書は女流三冠なんですが(;^_^A

主な受賞歴はコチラ↓↓

  • 女流名局賞3回(2019・2020・2023年度)
  • 優秀女流棋士賞3回(2021年度~2023年度)
  • 女流最多対局賞1回(2022年度)

素晴らしい!

次にタイトル獲得数!

タイトル戦登場回数は27回で獲得数は18期!

66%の確率でタイトルゲットしてるΣ(・□・;)

内訳はコチラ↓↓

  • 白麗3期
  • 女王7期(永世称号「永世女王」獲得)
  • 女流王座2期
  • 女流名人1期
  • 女流王将5期(永世称号「クイーン王将」獲得)

文句なしですな!

女流棋士となってからも棋戦に挑戦し結果を残してます!

  • 朝日杯将棋オープン戦一次予選を女流棋士として初の突破
  • 2024年のNHK杯で木村一基九段を下して1回戦突破

有名どころではこんな感じでしょうか!

もちろん、棋士編入試験の受験資格を掴んだ朝日オープン戦の勝利もありますが、2024年で一番アツかったのは、NHK杯での木村一基九段との一戦ではないでしょうか?

これ、リアルタイムで見てたんですが、かなり衝撃的でしびれました!

木村一基九段も好きなので、複雑でしたが(;^_^A

途中攻め込まれたのをグッと耐え、逆転する…

カッコよすぎたで( `ー´)ノ

参考:西山朋佳|女流棋士データベース|日本将棋連盟

西山女流三冠の棋士編入試験結果

結果はすでに述べた通り2勝3敗で不合格ですが、対局相手とその結果がコチラ↓↓

  • 第一局…(後手)VS高橋佑二郎四段戦 ◯
  • 第二局…(先手)VS山川泰煕四段 ●
  • 第三局…(後手)VS上野裕寿四段 ●
  • 第四局…(先手)VS宮嶋健太四段 ◯
  • 第五局…(後手)VS柵木幹太四段 ●

棋士編入試験の試験管を務める棋士は基本的に何のインセンティブもありません!

勝ったからといって戦績に追加されるわけでなく、負けると負けた棋士として歴史に刻まれるだけという、仕事でそんな役回り回ってきたら

「たまったもんじゃない!」

と言いたくなるようなもの(多分…)!

しかし、試験官は全員西山女流三冠に対して本気で挑み、新手まで披露する熱の入れ方!

それだけ真剣だったんだな~と感心します!

自分もそうありたいね(;^ω^)

「相手にとって重要な一局ほど全力を尽くすべき」(米長邦雄永世棋聖)

「米長先生の言葉は将棋界の要であり礎でもあります」(羽生善治九段)

「試験官の棋士には本当に人生を懸けて戦ってほしいです。負けたら全てを失うぐらいの覚悟で挑まないのであれば、棋士になった意味がなかったのではないかと思います。西山さんにとっては人生が懸かった対局ですので、真剣に一生懸命ぶつかってきます。棋士側はそれを全身全霊で受け止めて、100%以上のパフォーマンスを出すつもりで臨んでほしいです」(永瀬拓矢九段/将棋世界2024年11月号)

将棋界のトップも凄い熱量!

今回の結果は、西山女流三冠にとって大変悔しい結果で、辛い思いをされたと思うのですが、

対局後の記者会見で試験官の方に感謝の言葉を述べるなど、気遣いもできる所に凄い惹かれる!

僕もテニスの試合で負けた時、ぶっちゃけ何もかかってない試合ですら相手に不遜な態度をとったことがあるので、こういうのを見習わないといけないですね!

ちなみに、最終局の観戦記、読んでいて凄い面白かったので、ぜひ読んでみて下さい↓↓

「初の女性棋士ならず」で埋もれるのは惜しすぎる…観戦棋士が見た西山朋佳vs柵木幹太の舞台裏「しびれた。手が伸びてるね」「妹弟子も棋士室に」 – 将棋 – Number Web – ナンバー

まとめ

今回は西山女流三冠についてでした!

将棋だけでなく、人柄も素敵な方で、今回の棋士編入試験を通してファンになりましたね(^^♪

ちなみに棋風は「剛腕」と呼ばれていて、おおよそ見た目とはかけ離れていますが(笑)、これから女流棋界でその「剛腕」を見せつけて欲しいですね!

あ~でも福間香奈女流五冠にも活躍して欲しいし、推しが増えるの辛いな(笑)

ちなみに棋士編入試験の受験資格を取ったことがある女流棋士は2名!

女流棋界2TOPの福間香奈女流五冠と西山朋佳女流三冠だけです!

2人とも奨励会三段まで上り詰めた剛の者!!

現在、奨励会三段まで行ったことのある女流棋士は上の2人を除いて、中七海女流三段のみ!

2024年11月に年齢制限で奨励会を退会した後、女流棋士に転向!

デビューから破竹の6連勝を飾っています!

さて、女流棋界TOP2を崩すことができるのか?

また女性初の棋士誕生なるか見ものですね(^^♪

それでは~(@^^)/~~~

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