どうも、あきらです!
先日、ついに人生の目標のひとつ将棋ウォーズ全カテゴリー初段を達成しました!
将棋ウォーズ全カテゴリー初段を達成するうえで最大の障壁となったのが10秒将棋です!
持ち時間が一手10秒しかなく、自分の手番の度に秒読みがされる恐怖”(-“”-)”
焦って受け方を間違っただけでなく、考えがまとまらずに時間切れ負けになったことも多々ありました!
「どげんかせんといかん。。。」
そこで手に取ったのがコチラの棋書↓↓
木村孝太郎アマが書かれた「早指しのコツ~秒読みで負けない感覚と技術~」(マイナビ将棋BOOKS)です!
「アマチュアの書いた棋書で棋力が上がるわけないやろ~」
と思われた方はぜんざいの残り汁より甘すぎます!
まずは著者である木村孝太郎さんにフォーカスを当てていきます!
木村孝太郎さんとは
青森県出身の1999年生まれ!
「早指しのコツ」を書かれた時は現役の大学生!
将棋の強い大学である立命館大学に在籍されていました!
力戦型の居飛車党で、棋風は手厚く中終盤での力比べが得意とされています!
大学将棋では、第74回学生名人戦で準優勝、翌年の第75回大会でも3位と学生名人は逃すものの安定して好成績を残しています!
これだけだとただのアマ強豪といったところですが、木村孝太郎アマが本書を書くキッカケとなったのが第27回銀河戦での活躍です!
銀河戦とは
銀河戦はスカパーやケーブルTVでおなじみの「囲碁・将棋チャンネル」で放送されているテレビ放映の棋戦です!
全将棋棋士・女流棋士2名、そこにアマチュア枠として「将棋アマチュア銀河戦」優勝者が出場することができる大会です!
銀河戦はテレビ放映されていることもあり、NHK杯のように早指し戦です!
見渡す限りプロ棋士ばかりのこの棋戦で木村アマは予選で4連勝と快進撃を見せます!
この時、木村アマは若干20歳!
衝撃的な結果を残したことから、編集者の目に止まり執筆に至りました!
早指し将棋のコツとは
本書で語られている早指し将棋のコツとは以下の4つです!
- 自玉・相手玉の急所の見極め
- 主張点を生かす
- 時間責め
- 攻守に緩急をつける
この辺はアマチュアの級位者や低段者には難しい話ではないでしょうか?
実際、僕も読んでいて
「なるほど!」
となるのですが、実践になるとすぐに頭から抜け落ちてしまいます(;^ω^)
てか、そこまで判断しづらい(;^_^A
ですので、初段成りたての低段者代表のあきらが、本書から
「この考え方が役に立った!!」
という2点をご紹介します!
- 手厚く指す
- 方針を決めたら一貫する
この2点を抑えただけで勝率爆上がり!
10秒将棋初段になる直近の9対局は8勝1敗!
- 1級…1人
- 初段…7人(この内の1人に負けました”(-“”-)”)
- 二段…1人
とほぼ格上相手に好成績を出せました!
手厚く指す
参考にしたコツ1つ目は手厚く指す、です!
10秒将棋のような極端に持ち時間が短い将棋では1手のミスで簡単に負けてしまいます!
逆に言えば、序盤で有利に指し進めていても中終盤でのミスで一気に逆転できるチャンスでもあるということ!
僕の場合、対振り飛車相手に棒銀で攻めていくことが多かったのですが、逆に相手に駒を捌かせる結果となってしまい、ジリ貧となってしまいました。。。
そこで、相手が振り飛車だった時は舟囲いから、端歩をついてじっくりと指すようにしていきました!
相手が駒を捌こうとしてきたら、位をキープできるように駒を盛り上げていき、持久戦模様にしたことで好成績を収めることができました!
自分が知っている局面であれば攻めるのが良いですが、基本方針は持久戦にして反撃を待つことです!
ちなみに「手厚く指す」については、NHKの将棋番組「将棋フォーカス」で推し棋士である中川大輔八段が講座をやっているので、そちらを参考にしてください!
色々、重なったのが幸運でした(^^♪
方針を決めたら一貫する
2つ目のコツは方針を決めたら一貫することです!
将棋では受ける場面と攻める場面があります!
そこで
「受けるぞ!」
と一度決めたなら、相手の攻めが切れるまで受けきるようにすることです!
特に受ける局面では重要になります!
僕は受けきったと勘違いし、自玉の近くにまだ相手の駒が残っているにもかかわらず攻めたために勝ちを逃すことが多くありました!
「受ける!」
と決めたなら、相手の攻め駒を一掃するまでしっかり受けきるようにしましょう!
まとめ
「早指しのコツ」の面白いところは、定跡やAIの最善手ではなく相手の精神面にもフォーカスして局面を解説してくれる所です!
テニスをしている自分としては心情を考えるのは日常ですが、将棋のような運要素ゼロのゲームで相手の精神面を考えるのはかなり目新しく感じました!
いくらAIの最善手を覚えていても、最後までAI通りに指せなければ怖い局面がいくつも出てきます!
将棋は結局、人対人の勝負!
精神面を考えるのは正しいんですね!
昭和の大棋士「大山康晴」十五世名人(他に十段・王位・王将・棋聖の永世称号獲得)は、心理戦に長けていたと羽生善治九段の「決断力」(角川oneテーマ21)に書かれていました!
プロ棋士ならいざ知らず、初段を目指すくらいのアマチュアなら「早指しのコツ」で紹介されている方法を一つでも取り入れるだけでグッと勝利に近づけることができるでしょう(^^♪
将棋ウォーズ初段を目指すために、ぜひ手に取ってもらいたいと思います(^^♪
それでは(@^^)/~~~
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