どうも、あきらです。
2023年9月12日、将棋界で大きな勝負が行われています。
第71期王座戦五番勝負第二局です。
王座戦のタイトルがかかる今回の番勝負では、現タイトルホルダーの永瀬拓矢王座も挑戦者である藤井聡太竜王・名人にも大きな名誉がかかっています。
永瀬拓矢王座が勝てば、自身初となる永世称号獲得!
藤井聡太竜王・名人が勝てば、史上初となる八冠独占!
どちらも絶対に譲りたくない番勝負となっています。
2023年8月31日に行われた第一局では、永瀬拓矢王座が勝って一歩リード!
第二局では永瀬拓矢王座が防衛に王手をかけるか、藤井聡太竜王・名人が挽回をはかるのかが見どころとなっています!
まずは、両対局者のこれまでの歩みをサラッとおさらいしておきましょう!
永瀬拓矢王座
まずは王座戦のタイトルホルダーである永瀬拓矢王座から!
2009年10月1日、17歳という若さでプロ入りを果たします。
プロ入り3年後の2012年には、第2期加古川清流戦・第34期新人王戦と2つの棋戦で優勝を果たします!
2015年度には自身初となるタイトル戦(棋聖戦)挑戦を果たすも、当時のタイトルホルダーである羽生善治棋聖に2勝3敗と惜しくも敗れ、タイトル奪取を逃します。
永瀬拓矢王座が初めて手にしたタイトルは、2018年の第4期叡王戦です。
高見泰地叡王を破り、初タイトルである叡王を奪取!
その翌年の2019年には、叡王を奪われるも第67期王座戦で斎藤慎太郎王座を破り、王座を奪取!
以後、王座戦4連覇を果たします!
永瀬拓矢王座は昨今の将棋界では珍しくAIを使わず、対人将棋で棋力を磨くスタイルの持ち主!
将棋に対する非常に厳しい姿勢や発言から「軍曹」と呼ばれることも!
この呼び名に対して永瀬拓矢王座は、
「階級を上げられるように頑張ります(笑)」
とお茶目な発言をしています。
その後、有言実行して(?)「中尉」に階級が上がったとか(笑)
今回の第71期王座戦では永世称号である『名誉王座』をかけて戦う永瀬拓矢王座!
『名誉王座』は、連続5期もしくは通算10期以上のタイトル保持で手にできる栄誉ある称号です。
他のタイトルと違い『永世』ではなく『名誉』とつくのは王座戦だけ!
気合が入ります!
藤井聡太竜王・名人
2016年10月1日、14歳2ヶ月でプロ入りを果たします。
史上5人目の中学生プロ棋士で、62年ぶりに再戦勝記録を更新しました!
※それまでの最年少記録は加藤一二三先生の14歳7ヶ月
翌年の2017年には歴代1位となる29連勝の連勝記録を樹立!
2018年には第11回朝日杯優勝(以降4度優勝)、新人王戦優勝と自身初の棋戦優勝を果たします。
初タイトルを手にしたのは2020年。
7月に行われた第91期棋聖戦五番勝負にて、渡辺明三冠を破り棋聖を奪取!(現在4連覇)
その翌月の8月には、第61期王位戦七番勝負にて木村一基王位を破り王位を奪取!(現在4連覇)
最年少二冠の記録を樹立します。
この2カ月後、10月に行われた第28期銀河戦でも優勝(以降2度優勝)!
2021年9月には、第6期叡王戦五番勝負にて豊島将之叡王を破り叡王を奪取!(現在3連覇)
同年11月には、第34期竜王戦七番勝負にて豊島将之竜王を破り竜王を奪取!(現在2連覇)
最年少三冠、四冠の記録を立て続けに樹立します!
2022年2月には第71期王将戦七番勝負にて渡辺明王将を破り王将を奪取!(現在2連覇)
最年少五冠の記録を樹立!
同年11月に第43回JT杯で初優勝を飾ります。
2023年2月には第72回NHK杯にて初優勝、史上初一般棋戦グランドスラムを達成します!
※グランドスラムは同年度に全ての一般棋戦を優勝することを指します。
この翌月3月、第72期棋王戦五番勝負で渡辺明棋王を破り棋王を奪取!
同年6月、第81期名人戦七番勝負にて渡辺明名人を破り名人を奪取!
最年少六冠・七冠、最年少名人の記録を樹立します!
数々の最年少記録を片っ端から塗り替えている生きる伝説と化した藤井聡太竜王・名人!
未だにタイトル戦では負け知らずです!
今回の第71期王座戦に勝てば、1996年に羽生善治九段の達成以来となるタイトル全制覇がかかります!
藤井聡太竜王・名人の特徴は、驚異的な終盤力にあります。
2021年まで開催されていた詰将棋解答選手権チャンピオン戦で5連覇を達成しています。
※2022年以降は新型コロナウイルスにより開催中止
正確な終盤戦により、詰め逃しがなく、劣勢な状況でも的確な一手を放ちます。
また、早くからAIを使った研究を取り入れており、序盤・中盤も隙がありません!
永瀬拓矢王座はAIを使わないので、対照的な二人の勝負となりました。
第71期王座戦第二局の勝者は?
2023年9月12日、22:08をもって永瀬拓矢王座が投了し、藤井聡太竜王・名人の勝利となりました!
これでシリーズ1勝1敗同士!
次の展開が楽しみになってきました!
今回の対局も、先手番の永瀬拓矢王座が優勢かと思いきや、後手番の藤井聡太竜王・名人の入玉作戦が炸裂、と思いきや永瀬拓矢王座の粘りが見られ、最後まで形成が揺れ動く展開となりました。
※王座戦中継ブログより
実力が伯仲している者同士の戦いは面白いですね!
第三局は9月27日(水)に愛知県名古屋市で行われます!
愛知県は藤井聡太竜王・名人の地元です!
ホーム効果が出るのか?
楽しみですね!
僕もこれに刺激を受けて、目標としている将棋ウォーズ初段を早く達成したいと思います!
それでは(@^^)/~~~
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