どうも、あきらです!
今回ご紹介する本は、木村尚義さんが書かれた「ずるい考え方~ゼロから始めるラテラルシンキング入門~」 (あさ出版) です!
ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門/木村尚義【1000円以上送料無料】 価格:1,430円 |
ロジカルシンキングって聞いたことありませんか?
論理的な思考のことを指す言葉なんですが、大学などで就職活動する時に、
「社会人に必須の能力です」
と言われる類のかんがえかたなんですが。。。
ラテラルシンキングって聞いたことありますか?あまり聞き馴染み無いですよね?
この聞き馴染みのないラテラルシンキングが今回の主役です!
著者の木村尚義さんは「ITをビジネスの中でどう生かすか」をテーマに仕事をされていて、ITに精通されている方です。
そんな木村さんが、特にソフト開発に関わって感じたこと。それは、
「コンピューターに人の代わりはできない」
ということ。
世間では
「AIに仕事を奪われる」
と騒がれています。恐ろしいですよね((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
この本の中には、そんな恐ろしい時代に、AIに取って代わられないための必殺技?が盛り込まれています!!
それがラテラルシンキング!
この記事では、
- ラテラルシンキングとは
- ラテラルシンキングに必要な力
- ラテラルシンキングの実例
- ラテラルシンキングの重要性
をご紹介していきます!
それでは行きましょう!
ラテラルシンキングとは
ロジカルシンキングと対比されて使われることが多いのですが、ラテラルシンキングとは、
「どんな前提条件にも支配されない自由な思考法」
「発想の枠を広げる思考法」
と表現されます!
また、ロジカルシンキングが「垂直的思考法」と呼ばれるのに対して、ラテラルシンキングは「水平的思考法」と呼ばれます。
これは、ロジカルシンキングが”順序だてて考える=過程を重視して考える”のに対して、ラテラルシンキングが”結果を重視して考える”からです。
間を飛ばして考えるので、「自由な発想が可能」ということなんです!
その結果、
- 今までにない
- 問題が最短ルートで解決できる
- お金・時間・手間を節約できる
といった特徴があります!
発想が自由なので、常識や慣例を重んじる人からすると、
「なんかずるいな~」
と、なるわけです!はい、タイトルの伏線回収です(笑)
ラテラルシンキングに必要な力
このラテラルシンキングに必要な力は3つあると書かれています。それは、
- 疑う力
- 抽象化する力
- セレンディピティ
の3つです。
疑う力
これは、
「常識を疑い、疑問を持つ」
力のことです。まんまですね(笑)
自由な発想には、常識は邪魔になります。
「もし、この前提でなければ・・・」
のように、常識や前提を疑う所からラテラルシンキングは始まります。
抽象化する力
これは、
「物事の本質を見抜く力」
のことです。
物事の本質を見極めることができれば、代案がすんなり出てくるもんです。
本の中では、例として自動車王のヘンリー・フォードさんが起業したときの話が書かれています。
フォードさんが起業する時、周囲の人に話を聞いて回ったとき、
「速い馬車を開発して欲しい」
と答えました。当時の移動手段は馬車だったからです。
しかし、フォードさんがとった行動は、
「当時、富裕層の持ち物だった自動車を大量生産し、安く供給する」
でした。
これは、馬車の本質が”移動する手段”だと見抜いたからです。
「速い馬車が欲しい=速く移動できるものが欲しい=自動車が欲しい」
と繋げて、成功を収めたということです!
セレンディピティ
これが一番説明が難しい所です(;^ω^)
簡単に言うと、
「偶然を何かに関連づける力」
のことです。
世の中には偶然から生まれたヒット商品が沢山あります。
例えば、付箋!
もともと強力な接着剤の開発をしていたのに、失敗作となったものが
「本のしおりとして使えるのではないか?」
という着眼点から生まれたというのは、有名な話です!
このような偶然(失敗)を活かす力のことをセレンディピティと言います。
ラテラルシンキングの実例
では、ラテラルシンキングを使った実例をご紹介します。
この本の中には、様々なパターンのラテラルシンキングが紹介されているのですが、僕が一番紹介しやすかった(笑)ものを取り上げます。
それは、
「アイスクリームのコーン誕生秘話」
です!
1904年、アメリカのセントルイスで万国博覧会が開催されていました。会場内ではアイスクリームが売られていたのですが、問題が起こっていたのです。
「アイスクリームを売る容器が足りない。。。」
当時のアイスクリームは、金属製の容器に入れて販売されていました。
そのため、容器を回収できれば良いのですが、記念のためか持ち帰る人も一定数いたらしく、常に容器が不足気味で営業を続けていました。
そんな時、店の店主がふと隣の店を見たとき、妙案が浮かびます。
隣の店では「ザラビア」というエジプトのお菓子が販売されていました。
もともと平らな形で販売されていたのですが、これを円錐状に加工したものをアイスクリームの入れ物として販売。
これがコーンの誕生秘話というわけです。
この物語を先ほどの3つの力に当てはめていくと。。。
疑う力
「そもそも金属容器でないといけないのか?」
「回収せずとも使える容器があるのでは?」
抽象化する力
「金属容器の本質は、”アイスクリームの入れ物”である」
セレンディピティ
「アイス屋の店主が、店の隣で”ザラビア”というお菓子を販売している所を、偶然目にしてコーンの原型を思いついた」
という感じになります。
ラテラルシンキングの重要性
「AIに仕事を奪われる」時代はすぐそこまで来ているそうです。
著者の木村さんは、コンピューターを
「ロジカルな仕事のエキスパート」
と表現しています。
そして、その真価は
「マニュアル通りに対応仕事において発揮される」
とされています。
つまり、マニュアル対応しかできない人の仕事は
「コンピューターに取って代わられる」
のです。
そこで必要なのが、ラテラルシンキング!
コンピューターには、自由な発想ができないからだと言います。
これからの時代、
”人間にしかできない事”
ができなければ価値を作り出すことが難しくなりそうです。
そのための武器の一つが、今回ご紹介した
”ラテラルシンキング”
ではないでしょうか?
ちょっと興味出てきませんか??(^^♪
まとめ
いかがだったでしょうか?
木村尚義さんの「ずるい考え方~ゼロから始めるラテラルシンキング入門~」(あさ出版)!
この本の中では、ラテラルシンキングをメインに取り上げていますが、ロジカルシンキングも大事と書かれています。
これらは、相互に補完しあうものである。
「ラテラルシンキングで出していった自由な発想を、ロジカルシンキングで現実に実行できるか考察する」
バランスよく2つを使っていくことが大事みたいですね(^^)
ここでご紹介した例以外にも、本の中には沢山の例やラテラルシンキングを鍛える問題が載っていたりします。
僕個人としては、第4章の「相手の力を利用する」が好きです!弱者の戦い方が書かれているのですが、こういうの好物です(笑)
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最後に
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僕も長らく使ったことなかったのですが(;^_^A
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