るろうに剣心 −明治剣客浪漫譚−
週刊少年ジャンプで1994年から1999年にかけて連載されていた超人気作です!
連載中のアニメ化はもちろんのこと、連載終了後にも
- 実写映画化
- 宝塚劇団にて公演
- 再びアニメ化
と人気の凄まじさが伺えます!
るろうに剣心で敵役といえば、悪のカリスマ「志々雄真実」!
映画でも敵役として登場、インパクトの強さから印象に残っている人も多いのではないでしょうか?
スピンオフとして「るろうに剣心 裏幕―炎を統べる―」が発売されるほど、人気が高いです!
ただ、今回紹介したいのは初期の敵役・武田観柳!
こちらも映画で香川照之さんが演じられていて、印象深く残っている人も多いのではないでしょうか?

初期の武田観柳はTHE・悪人!
子どもの頃に見た時も今見ても好きになれる部分が一切ありませんでした(;^ω^)

この顔、いかにもでしょ(笑)
しかし、るろうに剣心の続編である北海道編にて再び登場した武田観柳には心打たれるものがあります!
今回はそんな武田観柳の名言をご紹介!
武田観柳とは
武田観柳のプロフィールはコチラ↓↓
- 身長169cm
- 体重60kg
- 1848年(嘉永元年)9月生まれ
武田観柳のモチーフは新選組五番隊組長「武田観柳斎」!
作者の和月先生は大の新選組好きなので、新選組の隊士をモチーフにしたキャラクターが数多く登場します!
斎藤一はもちろんのこと、相楽左之助や瀬田宗次郎など!
武田観柳は、表向きは商売を成功させた青年実業家ですが、裏では新型アヘン「蜘蛛之巣」を売りさばく闇の売人!
アヘンとは今でいうドラッグで、この阿片により現在の中国とイギリスが戦争(アヘン戦争)するまでに至りました!
イギリスがインド(当時のイギリスの植民地)で作ったアヘンを中国(当時は清)に売りつけ、財を成していくのですが、それに気づいた中国がイギリスと激突!
2年にわたる攻防の末、イギリスが勝利し、植民地化されていきました!
話を戻すと、武田観柳は新型アヘンによる莫大な利益を得て、事業を拡大!
その要となるのが高荷恵という女性で、会津の名医の娘!
この女性をめぐって、本作の主人公「緋村剣心」と戦うことになります!
この戦いで後の盟友である「四乃森蒼紫」と出会うので結構重要なエピソードです!
この時の武田観柳は、冷酷非道で下衆な所が多く、
- ミスをした部下を即処分する(命を軽視している場面が多い)
- 目的達成のためなら手段を選ばない
- 強い者にはこびへつらうが立場が変わると態度を変える
など、憧れる部分がおおよそ見当たりません!
実際、剣心と蒼紫が手を組んであっさりと負けてしまいますし…
しかし、その5年後が舞台となる北海道編で武田観柳の過去が明かされ、その思いを知ると見る目が変わります!
北海道編での武田観柳
武田観柳は剣心に敗れたあと、警察に捕まります!
普通なら死罪となるところを商売で蓄えた隠し財産をバラまくことで免れました!
結果、北海道は樺戸集治監にて服役!
服役中は看守の便所掃除をしていました!
その後、北海道編の敵方の思惑により囚人が全員脱走!
武田観柳もそれに乗じる形で外に出ますが、そこで敵方から刀を購入!
服役中に行っていた便所掃除で、看守が落としたお金を集めていました!
ハッキリ言って汚ねぇ(;^ω^)
持ち前の商才で刀を売りさばき、再び財を成しますが、敵の思惑にハマりピンチに陥り…
その話の中で見せた武田観柳の心に沁みた名言を紹介します!
金で買えないものは差別を生みます
1つ目はコレ!
この続きは、


確かに世の中不平等極まりない!
多分、幼稚園や小学校に入った段階で気付く人も多いのではないでしょうか?
「生まれつきの差って残酷すぎへん?」
だからこそ、憲法でも平等が強調されてるのではと考えています!
ちょっと大げさか?(;^ω^)
一番よく聞く例はコレ!
美人に生まれると生涯で3,000万は得をしている
というもの!
海外の大学で研究結果が出ているので、なかなか信憑性があります!
容姿だけでなく、
- 身体能力
- 身長
など、生まれつきのものは努力でどうにもなりません!
しかし、お金はお金!
100円が綺麗でも1,000円になることは無いし、汚れても50円になることも無い!
その価値は誰にも平等で公平です!
悪役なのになかなか的を射ているな~
”持たざる者”が人並み以上になるには金しかねぇ!!!
お次はコレ!


お金はこの世で唯一価値が平等で公平です!
しかし、お金を持てば一定以上の幸せを得ることができます!
研究結果でもある程度までは年収が上がるほど幸福感が増しますし!
自分自身が
「何にも恵まれずに生まれた。でも何者かになりたい!」
そう感じるなら、お金を稼ぐ以外に方法は無い!
武田観柳ってホントに的を射た発言しかしないな…
あの”劣等”の味…
最後はコチラです↓↓

この独白…
めっちゃ分かる…
最初に味わった劣等感って多分一生拭えないんでしょうね…
自分に自信を持つために努力して、目標を達成したとしても心から満足することはなく、劣等感はずっと心にへばりついたまま…
目標をどんなに達成しても多分満たされることは無いと分かりつつも、そこから逃げることができない…
この気持ち、めちゃくちゃ分かる…
本当に欲しいものは多分、手に入らないと分かってるからかも…
番外編:ガトガトガトガトガト
番外編は今や武田観柳の代名詞にもなったコチラ!

初登場時から武田観柳の武器であるガトリング砲を打つ時の掛け声!
最初の頃はこんな掛け声無かったのに(笑)
和月先生のキャラクターについての欄には、
「宝塚歌劇団で演じられた武田観柳の逆輸入」
とのこと!
カッコいい宝塚の方が
「ガトガトガトガトガト」
言ってるのはシュール(笑)
ちなみに武田観柳のガトリング砲への思い入れはかなりのもので、北海道編で刀を売りさばいていた時の名前は「雅桐倫倶(がとうりんぐ)」!
ガトリングを文字っています(笑)
そして、ガトリング砲で敵に勝ってからの独白でガトリング砲への思いも告げており…
この気持ちも分かるな~ってなります!
まとめ
今回はるろうに剣心の北海道編でクズキャラから愛すべきクソ商人になった武田観柳の名言をご紹介しました!
多分、持ってる側の人間には全く刺さらないだろうと思うのですが、
- 今、幸せと言い切れない人
- 劣等感が拭えない人
- 満たされない人
- (全部ワシやないかい!)
にはめちゃくちゃ刺さるのではないでしょうか?
結局、本当に欲しいものを手にしないと劣等感って払拭できないんですよね…
いつか気分よく過ごせるように、武田観柳とともに頑張っていきたいと思います!

それでは~(@^^)/~~~
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