【心理戦の極致】ライアーゲームを読み返してみると面白かった!

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館長の趣味・進捗

心理戦を描いた漫画、と聞いて真っ先に思い浮かぶ漫画は何か?

多分、【デスノート】か【ハンターハンター】のどっちかでしょう!

共に集英社!てかジャンプ漫画しか知らん(;^ω^)

しかし、その2作に負けず劣らずの心理戦対決を繰り広げる漫画が【LIAR GAME】!

こちらは先の2作と違い、週刊ヤングジャンプで2005年2月17日~2015年1月22日まで連載されており、ドラマ・映画化もされた人気漫画です!

昔は好きで集めてた漫画だったんですが、

「終盤ちょっと盛り上がりに欠けるな~」

と感じ、一気読みした後に古本屋へ売却しようと思ってたんですが、

「めちゃくちゃ面白い!」

是非とも読んでもらいたい珠玉の逸品です!

まず、どんな物語なのか簡単にご説明します!

【LIAR GAME】とは

主人公は2人!

女子大生で「バカ正直のナオ」と呼ばれている神崎直(ヒロイン枠)と直を助ける天才詐欺師・秋山深一が億のお金が動く「LIAR GAME」に巻き込まれていく物語です!

平和な日々を送っていた神崎直の元にある日突然、小包が届きます!

中身はなんと1億円!

この小包を開けたことで「LIAR GAME」の参加者になってしまった神崎直!

「LIAR GAME」の基本ルールは、事務局から一方的に貸し付けられた1億円を奪い合い、プレイヤー大量のマネーを獲得するか、負債を負うかに追い込まれます!

「バカ正直」と言われるほど素直な神崎直が、ゲーム序盤で1億円を騙し取られ、窮地を打開するために秋山に助けを求める、というのが2人の出会いです!

巨大マルチ組織を逆に騙し、壊滅へ追い込むほどの頭脳を持つ天才詐欺師の秋山が、大学時代に学んだ心理学を駆使し、数々の難局を打開します!

これがカッコいいのなんの!

マジで憧れて、心理学の本を読み漁った時もありました!

しかし、何の役にも立たず…(;^ω^)

理想と現実のギャップは開くばかり…orz

脱線した話を戻します(笑)

この「LIAR GAME」を戦い抜いていく上で、福永ユウジやヨコヤノリヒコ、作務衣(ハリモト)などの強敵と対峙し、時には共闘し、難局を乗り越えていくのですが、学生時代は神崎直が嫌いで、物語をしっかりと読み込めませんでした!

いつも秋山が完璧な作戦を仕上げるのに、神崎直の不用意な行動で窮地に立たされるからです!

「カッコいい人間になりたい!」

真剣に思っていた自分は神崎直が邪魔でしょうがなかったんですね(;^_^A

特にメディアミックスでドラマや映画化した時、神崎直のバカ正直さ加減が度を超えてると感じてしまったのもその要因!

神崎直は戸田恵梨香さんが演じられていたのですが「花より男子2」で嫌いな役をやられてたのも大きいかな(;^ω^)

好き嫌い、多かったもんな~当時!今もか(;^ω^)

しかし、売る前に改めて読むと前回とは全く違う感想に!

「LIAR GAME」は秋山じゃなくて神崎直がいるからこそ、勝ち上がれていたゲームなんだと感じるように!

秋山じゃなく神崎直に焦点を当てることで凄く面白いと感じるようになったのです!

次は神崎直の成長という点に焦点を当てて「LIAR GAME」の流れをご紹介します!

神崎直の成長

ヒロインの神崎直は「バカ正直」と言われているのはご説明したとおり!

この「バカ正直」さが最終的に周りを救う優しさに繋がるのですが、最初はからっきし!

酷い状態でした(;^_^A

神崎直ダメダメ期(1回戦~2回戦敗者復活戦まで)

神崎直は毎回騙され、その度に秋山に助けてもらうっていうのが物語序盤の流れです!

すぐに相手の言うことを鵜呑みにし、騙され泣き崩れる…

そこを秋山が助ける!

といった具合です!

実際、1回戦・2回戦・2回戦敗者復活戦と毎回泣きじゃくる描写があります(;^_^A

まあ、億の負債らどうやって返すねん!って状況ですからね!

そこへ颯爽と現れる秋山!

LIAR GAME、集英社、甲斐谷忍

ここから秋山が逆転のアイデアを出して逆転するというのが、神崎直ダメダメ期です!

この頃の主な敵は福永ユウジ!

設定はニューハーフで男にも女にもなれ、その特徴を生かし序盤は神崎直をカモにします!

毎回ハメられて泣かされる神崎直!

この福永ユウジ、漫画版より実写版の方が圧倒的に面白いです!

コミカルすぎる演技と奇抜な見た目でクセになること間違いなし!

これは一度見てもらいたいですね!

神崎直成長期(3回戦)

今まで世話してもらうしかなかった神崎直が、ようやくアグモンに(笑)

2回戦敗者復活戦後に秋山と2人でお茶をする機会があります!

そこで秋山に言われた一言で神崎直が変わり始めます!

LIAR GAME、集英社、甲斐谷忍

「人を信じることが良いこと」

と信じてきた神崎直にとって、この言葉が刺さり、相手をよく観察するようになってきます!

その力の芽が出てきたのは「LIAR GAME」3回戦!

ここで最後まで争い続けるライバル、ヨコヤノリヒコが登場!

圧倒的支配力でチームを制圧し、窮地に落とされるのですが、神崎直の観察によって状況を打開!

この辺から神崎直が勝敗を左右してくる存在になります!

特に3回戦の最後には秋山がヨコヤに言い負かされる場面があるのですが、神崎直が正面切って否定!

秋山の心を救う場面まで!

たった一言でここまで変わるか?

物凄い成長速度ですΣ(・□・;)

神崎直ブレイクスルー期(3回戦敗者復活戦~最終戦)

この頃から神崎直の方針が固まります!

「協力し合えば誰一人負債を負うことなく、LIAR GAMEを抜けられる」

この理念を掲げて戦うことに!

この理念を遂行するためにチームメンバーである福永ユウジにさえ嘘をつき、自分の思い描く盤面を作ります!

LIAR GAME、集英社、甲斐谷忍

どの場面か忘れてしまったのですが、福永自身も

「あれが毎回私に騙されて泣いてた直かい?」

と驚く描写もあったぐらいです!

カモにされてた相手にそんな風に思ってもらうことって絶対ないでしょ、普通!

神崎直の成長スピードは異常ですΣ(・□・;)

3回戦敗者復活戦では秋山の力を借りずに相手を倒すことにも成功!

LIAR GAME、集英社、甲斐谷忍

この辺り、自立心もあり素直に

「カッコいいな」

と感じました!

昔の自分なら何とも思ってなかった描写なのに!

その後の4回戦ではヨコヤに次いで、さらに強敵のハリモトタカシ(作務衣)が登場!

秋山・ヨコヤが知的に理詰めで作戦を練るのに対し、ハリモトは知性に加え感情も操るという強敵!

感情を操れる分、ハリモトが2人を一歩リードするのですが、そこを崩したのが神崎直!

4回戦から明らかに神崎直の活躍が目立ちます!

続く4回戦敗者復活戦でも活躍し、見事ハリモトグループを倒すことに成功!

この時、ハリモトの心を動かし、

LIAR GAME、集英社、甲斐谷忍

ここまで言わせる始末!

4回戦敗者復活戦が終わると決勝戦になるのですが、ここはどちらかというとヨコヤが主人公みたいな動きをします!

試合展開自体は僕としては盛り上がりに欠ける気がするのですが、神崎直が支配にこだわるヨコヤの気持ちも動かしたと見ることもでき、ここまでの活躍が布石になってたと考えるとしみじみしました!

決勝戦までは、互いの駆け引きが非常に面白いので、凄くおススメです!

心理戦のマンガはどうしても文字数が多くなりがちなのですが、【LIAR GAME】はちょっと大きめの単行本なので、比較的読みやすいのも好印象(笑)

まとめ

基本的に秋山がカッコよく活躍する「LIAR GAME」ですが、神崎直の成長期として見ると、これまた違った面白さが味わえます!

心理戦も凄く白熱し、見ごたえ抜群!

売らずに置いといて良かった(´▽`) ホッ

近年のバトル漫画に疲れた方は是非、こういう心理戦の漫画を読んでみてはいかがでしょうか?

番外編になるのですが、秋山の学生時代が描かれた短編集も発売されているので、こちらもおススメです↓↓

集英社

秋山の過去以外にもさまざまな短編が書かれているので、面白いですよ!

後、どこかでドラマや映画を見れるコンテンツあったか探さないとな~

秋山みいたいに頼りになるカッコいい人物(見た目的な意味ではない)を目指してきたのに、相も変わらず底辺を突き進んでる辺り、センス無いよな~(´;ω;`)

しっかり頑張って、ちゃんと誇れる自分になれるようになろう(`・ω・´)

それでは~(@^^)/~~~

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