どうも、あきらです!
本日ご紹介するのは、和歌山市西浜にあります国の指定文化財「養翠園」です!
養翠園は、紀州徳川家第十代藩主、徳川治寶公が築かれた大名庭園です!
敷地面積約7000坪、池の面積が3500坪の大庭園!
こんな場所が和歌山市にあったのか!?とびっくりするくらいの広さです!
僕も和歌山市に住んで長いのですが、この場所に行ったのが30を超えてから!それまで、名前しか知らずにいたのが
「勿体ない!」
と思えるようなおススメスポットです!
では、たくさんの写真を織り交ぜながら紹介していきます!
大名庭園とは
日本全国で有名な庭園って沢山ありますよね!
日本三名園の「兼六園(石川県)・後楽園(岡山県)・偕楽園(茨城県)」の他に、寺に併設された庭園。有名で僕が好きな「天龍寺(京都府)」の「曹源池庭園」など、日本文化に深く根付いている庭園!
庭園が全国に広まるきっかけとなったのは、江戸時代と言います。
江戸時代、参勤交代により諸大名が江戸に広大な屋敷を持つようになりました。
その江戸の屋敷に将軍がいつ訪問しに来てもいいように、各大名は競い合って豪華な庭園を造るようになります!これが、”大名庭園”!
その結果、当時の江戸の面積の半分は庭園だったとか!!
恐るべし、大名の底力(笑)
この庭園を造る文化を自身の国許に持ち帰り、全国に広がったと言います!
今回ご紹介する『養翠園』も、そんな大名庭園の一つです!
大名庭園の使い方
もともと公的な儀礼の場として使われていた大名庭園。
しかし、庭園とはそもそも静養や遊興の場!
ストレスの多かった殿様の憩いの場として機能していたようです。
いつの時代もトップや目立つ立場の人はストレスが多いのですね(笑)
ただ、寺や貴族の庭園と違うのは、鴨猟ができる鴨場や馬場・弓場といった武芸の鍛錬もできる場所が備わっている所!やはり武士の庭園ですね!
養翠園
そして、その紀州徳川家の憩いの場が『養翠園』です!
その特徴をみていきましょう!
汐入の池
『養翠園』の最大の特徴は、「汐入」の池!
近くが海という立地を生かし、海水を取り入れています!
この「汐入」の大名庭園、現在は『養翠園』以外にはもう一つのみ。
東京の将軍家のお庭だった「浜離宮庭園」の2か所のみとなっています!
池泉回遊式庭園
大名庭園の基本スタイルである「池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)」。
養翠園でもこのスタイルがとられています!
建物から眺めるだけでなく、実際に庭園を歩いて楽しむことができるスタイルを言います。
庭の起伏や分かれ道で景観の変化を楽しみ、石・砂利・土など地面の変化で足音の変化まで楽しもうと工夫されています。
また、季節の変化を楽しむために植えている花木にバリエーションを加えたりもしています!
大名の文化人としての側面をうかがい知ることができます!!
借景
日本庭園の技法の一つで、庭園外の風景を庭園の景色の一部として利用する技法です!
『養翠園』では、和歌浦にある「天神山」と「章魚頭姿山(たこずしやま)」を借景としています。
庭園のモチーフ
日本庭園の基本は、囲んだ空間に理想郷を縮小して再現すること、と言います。
『養翠園』のモチーフとなっているのが、中国の杭州市にある「西湖」!ユネスコ世界遺産にもなっている美しい湖です!
園内の三ツ橋の東側を中国的手法(直線的)に作るなど、中国への思いが伺えます!
こんな美しい景色を思い描いて作られた『養翠園』、次は写真を通して見ていきましょう!!
養翠園のギャラリー
まとめ
いかがだったでしょうか?
和歌山市西浜にあります『養翠園』!
場所は静かな住宅街の外れにあるので、雰囲気も最高です!!
入場料は大人600円(小学生以下300円)とかかりますが、広大な敷地の中に流れる落ち着いた雰囲気と景観の良さは絶品です!
写真を撮った時が曇りだったのが残念でなりません(;^_^A
先にも書きましたが敷地が広いので、くまなく散策するだけでもちょっとした運動になります(^^)
週末の運動がてら、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?(^^♪
それでは(@^^)/~~~
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